お家探しをいざ始めても、どこに住むと交通の便が良いのか?どこが家賃は安いの?などなど沢山疑問があって、決断しかねている方もいらっしゃると思います。
また、クラスメイトが「私はDublin2に住んでいるよ。」「僕はDublin8に引っ越した!」なんて会話を耳にして、その番号はなんだろうと思ったことがある人も少なくないはず…!
今回の記事ではそんなダブリン特有の地区区分について紹介していきます!
Dublin1~Dublin24の地区区分:
まず始めに知っていただきたいのがダブリンの街は1~24までのセクターに分けられているということです。
また、ダブリンにはリフィー川という川が流れています。この川を中心としてこれらの地区分割はなされています。
上の図が示すように川の北側に奇数、南側に偶数の番号が来るようになっています。
そのためDublin 4 の横はDublin 5ではなくDublin 2やDublin 6となっている訳です。
そして、ダブリン南郊にある都市ダンレアラは番号がふられていない唯一の地区となっています。
数字が小さい番号の地区ほどダブリン中心街に近いことを表しています。逆に言えば、数字が大きいものほど中心街からは遠い地区となるということです。例えば、SEDA collegeはDublin 1 に位置しており、まさにダブリン中心地にあるという訳です。
しかし、Dublin1か2に住まないと必ずしも中心街から遠くになってしまうという訳ではありません。Dublin3,4,6,7,8,や9のような地区にも、場所によってはリフィー川まで徒歩10分で行けるようなところもあり、まだ中心街として考えられます。
そのため地区の番号だけを見て選択肢から外してしまうのではなく、いつも番号だけでなく正確な住所をチェックすることをおすすめします。
歴史的に、ダブリンの南側はブルジョア階級、北側は労働者階級を中心に栄えてきたと言われています。しかし、グローバル化に伴い、他国から多くの人が訪れるようになり、貿易が盛んに行われ、文字通りの南北区分は無くなっていきました。
数字の大きい地域に住むメリット:
最後になりますが、数字の大きい地域、つまりダブリン中心街から離れた地区に暮らすことにもメリットがあります!
それは、賃貸料金が中心街にある住宅に比べて安く、周辺環境や設備もより良いものが多いことです。そのため、少し通勤通学に時間がかかっても静かな場所で生活したい方などは、数字の大きい地区を選ぶということも選択肢の一つだと思います。
また、比較的落ち着いて過ごせるため数字の大きい地区に住んでいるアイリッシュの家庭が多いです。そのため、シェアハウスではなくホームステイをする場合は、そのような少し中心地から離れた場所からの通学になるケースが多いですが、落ち着いた雰囲気で自宅学習に集中できたり、緑あふれる公園でゆったりと散歩を楽しんだりと中心地での生活とはまた違った良さがあります。
今回の記事で、ダブリンの地域区分について知っていただけたかと思います。
この記事が皆さんのお家探しの手助けに少しでもなることが出来れば、とても嬉しいです。